あいあい食堂では、食育にも力を入れています。
あいあい食堂での食事提供スタイルは、独特です。子どもも大人も調理に参加できます。人手が足りなくて、無理やり調理に駆り出されることもあります。ひとり分ずつ盛り付けられたものをみんなが一緒に食べるのではなく、ホテルのバイキングのように、十数種類のメニューの中から好きなものを自分で盛り付けます。メニュー表が貼ってあるので、料理名が分かります。おいしければ、おかわりも基本自由。ただ、材料の関係で、出来上がり量が少ないときは、スタッフが、「他の人のことを考えてそのくらいで我慢してね。」と声を掛けます。
毎週、いろんなメニューが登場するのは、寄付された野菜や食品を使って調理したり、廃棄される運命にあった野菜などを譲り受けてどう生かすか考えたりしているからです。メニューを先に決めて、材料を調達するのではなく、いただき物を見て、調理方法を考えるからです。
子ども用の主食(ご飯)には、ご飯食推進のための食育をすることを条件に、無償交付された政府備蓄米を使うことが多いです。
黒部の新米(コシヒカリ)が手に入った10月には、古米である政府備蓄米で炊いたご飯と新米ごはんの食べ比べをしました。また、玄米の政府備蓄米を精米機で白米にする体験や米を研いでお釜に入れ、水を加えて炊く炊飯体験会を随時やっています。
11月と12月には、好きな具材で自分のおにぎりを握る体験をしてもらいました。
1月4日には、一足早い七草がゆならぬ大根(スズシロ)とカブ(スズナ)だけのの二草がゆ体験、1月11日には、お供えの鏡餅を手で割ってお汁粉にする体験をしました。
2月1日には、節分より一日早く、恵方巻作りを体験しました。
写真は、11月2日、9日、16日、23日、30日、12月7日のおにぎり作り体験の様子です。
この情報は、「子どもの居場所応援団「あいあい」」により登録されました。