Y'sファンド D&I基金
今、日本は深刻な人口減少の過程にあります。三菱 UFJ リサーチ&コンサルティングの予測によれば、長期的な見通しでは、40 年後の労働人口が現在よりも4割減少すると予測されています。
今の青少年がこれから生きる社会を考えるとき、日本社会が多様な人材を受け入れ共生する社会(D&I 社会)になると同時に、みんなが世界のどこにあっても、それぞれの置かれた立場の違いを理解し、互いの文化や風習を尊重する人材となって欲しいと考えます。そのためには、人種・国籍・性別・障害の有無・宗教・性的指向・価値観などに関わらず、個人の違い=多様性を認め合い尊重し、誰一人排除することなく共にいきる姿勢を、小さい時から自然に身につけることが必要となります。本基金は、多様な個性を尊重し共生していく D&I 社会の考え方を広げる、新たな試みへのチャレンジを期待しています。
(注)D&I とは、ダイバーシティ&インクルージョンの略
1 支援対象
本基金においては、高校生までの子どもたちを対象に、多様性とインクルーシブな視点の獲得を目指す先駆的な活動を支援することを目的とします。
多様な立場・価値観を持つ人とのふれあいや、「相手も自分も大切にすること」を学べる場づくり・環境づくり・人づくり等を支援いたします。
本助成プログラムにおける“D&I”とは…
①インクルージョンを実現する活動そのもの
(例)インクルーシブ保育の実践
多様な文化や言語を経験する活動
立場や価値観等に関わらず多様な人が交流できる場の運営
個人の違いを認め、共に生きる姿勢を育む教育プログラム
②排除されがちな子どもたちを社会に包含するための試み
(例)外国にルーツをもつ子どもへの日本語教育(難民、避難民の子どもたちを含む)
障害のある子どもたちの社会参画の支援
被災等で教育の機会を失った子どもへの支援
性別や性的指向等による差別や偏見をなくすための子どもたちへの啓発や教育
閉鎖的な環境下で多様な人と出会う機会を持てずにいる子どもに交流の場を提供する活動
2 基金の支援対象
■NPO法人、一般社団法人、社会福祉法人、公益法人などの非営利組織を対象とします。
※法人格の有無は問いません(任意団体も可)
※国、地方自治体、宗教法人、個人、営利を目的とした株式会社・有限会社、趣旨や活動が政治・宗教・思想・営利などの目的に偏る団体は除きます。
■助成金の使途は問いません。
■本基金では、団体がメインに捉える受益者が国内の高校生までの子どもを対象としていることを想定しています。また、外国にルーツがあったり、障がいを持っていたりするなどの社会課題を併せ持った子どもたちへの支援も歓迎します。
3 支援内容
■1件100万円を上限とする助成金支援
(申請内容によって、申請金額を査定させていただく可能性があります。)
■単年度の助成
■助成対象期間:2025年4月~2026年3月末
■支援団体数:5団体程度
https://www.info.public.or.jp/contact-us
この情報は、「ささえ愛センター(市民活動支援センター)」により登録されました。