アウトリーチのご報告2021.4.27
公開日:2021年05月05日 最終更新日:2022年06月24日
特定非営利活動法人 愛岐トンネル群保存再生委員会 |
令和3年4月27日(火)に、「愛岐トンネル群保存再生委員会」主催、春の特別公開におじゃましました。 今から100年以上前の明治33年、「名古屋」から「多治見」まで国鉄中央線が開通し、当時は単線ながら名古屋から東濃をつなぐ唯一の鉄道交通手段として蒸気機関車が人と物、さらには文化を運んでいました。 会員さんからトンネルの歴史、維持していく大変さ等をとても丁寧に説明してくださり、また様々な世代・いろいろな関心を持った人が訪れることのできる場所として形成していること、たくさんの工夫をされていることを教えて頂きました。 数年前まで、とても急だった入口の鉄階段は、距離をとって穏やかになり、のぼりやすくなったとのこと。これは廃棄になる枕木を寄贈してもらい、階段の修復に生かしたそうです。整備などの人員は、無償ボランティア会員によって行われているとのことです。 また、例年秋にも特別一般公開が開催されています。紅葉の綺麗な季節になりますね。ぜひ、皆さんも一度足を運んでみてください。 一緒に活動をしてくださる方も募集しています。 活動されている方々は、平均74歳!気力と体力がある方の参加をお待ちしています! 『愛岐トンネル群保存再生委員会』はどんな団体? 東海地方最古の鉄道トンネル群でありながら、行政、市民にかえりみられることがなかった貴重な遺産を発見し、地域の観光資源化を目指して、自立した再生活動を展開されています。庄内川沿いに点在する13基のトンネル群と廃線の一部は国の有形文化財に登録され、春と秋の一般公開には全国から愛岐トンネル群を見にたくさんの方々が来られます。「日本3大廃線トンネル群」の呼称で群馬県氷峠、北陸線との連携も始まっています。 |
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詳細
トンネル入り口 |
3号トンネル入り口 |
廃線の落とし物 |
オカリナ演奏 |