フードバンク活動をしている認定NPO法人セカンドハーベスト名古屋(通称2HN)のパートナーズ総会にはじめて参加してきました。
公開日:2025年07月02日 最終更新日:2025年07月03日
今年の4月、あいあい食堂は、月に1回、セカンドハーベスト名古屋(通称2HN)から冷凍食品や果物、お菓子、加工食品などを回してもらえる団体(パートナー)になりました。2HNから食品をもらうだけではなく、時には、食品の分配を手伝ったり寄付金を集めたりして2HNを支える団体という意味で、パートナーです。
そのパートナーがzoomを含めて一堂に会したパートナーズ総会が7月2日(水)名古屋市北生涯学習センターで行われました。
事業報告で、次のことが示され、勉強になりました。
1、食品会社が、見込み生産から確定生産をするようになり、余剰品が以前より出にくくなった。そのため、食品会社から2HNに集まる食品がとても少なくなってきた。食品が足りない状態が続いている。
2、1の現状を踏まえ、家庭で食べられずに残っている食品を持ち寄り寄付してもらうフードドライブ事業を充実させる。(フードドライブは、誰にでもできるボランティア活動なので、その担い手を依頼したり育成したりする)
3、小泉農政大臣から「フードバンクや子ども食堂に大量の備蓄米を放出する」と有難い発言があった。
4、利用者さんのニーズに合った食品を配布できるように、と大村愛知県知事が、食品購入のための予算を作ると約束してくれた。
5、2HNはパートナー団体に食品を回すほか、行政や社協から紹介された個人家庭にも、食品支援箱を送っている。その数は、東海3県で年間延べ38000にもなる。食品を受け取った方からは、感謝の手紙が届いている。
パートナーズ同士の交流会では、子ども食堂よりも、もっと食べることに困窮している人たちを支援しようと奮闘しておられる団体がたくさんあることを知りました。
特に、18歳になり、養護施設からの自立を余儀なくされたケアリーバーと呼ばれる若者を支援しておられる団体の方のお話が印象に残りました。成人年齢が18歳に引き下げられ、まだまだケアが必要なのにケアからリーブ(離れる)しなければならない法律の矛盾を埋めるべく活動されていることが分かりました。
2HNは、集まった食品を必要な人に届けるための輸送費や倉庫代を賄うために、広く寄付金も募っておられます。あいあい食堂は、喫茶店MINANOさんでの手作り小物の売上金の一部を寄付してきました。
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