第91回「ふるさと春日井学」研究フォーラム テーマ: 『どうする!地域活性化のシンボル「郷土館」の行方-下街道と横井也有「内津草」を中心にー』 講師:尾崎 尚志 氏(「横井也有」研究家) 河地 清 氏(「ふるさと春日井学」研究フォーラム会長
公開日:2024年05月18日 最終更新日:2024年12月07日
2024年1 月2 1 日(日)第9 1 回フォーラムを市民活動支援センター(ささえ愛センター)で開催しました。今回は「郷土館」の所在する町割り地区の方々を含めて1 5 名の参加者がありました。
下街道は、近世、近代まで、名古屋城下伝馬町を起点として中津川追分から中山道に合流する脇街道として発展しました。地域の物流経済のみならず庶民の街道としての性格を担なっていたことから、多くの文人墨客も往来し、公儀の街道(上街道)には見られない文化・歴史を紡いできました。時代の進展とともに歴史的建築物や伝統文化が、風化、崩壊して行く今日、鳥居松地域の歴史的シンボルである「郷土館」の取り壊しが新聞紙上に発表されました。この決定が長い歴史のスパンで見た時に正解であるか否かは、歴史に裁かれる問題のように思われる。
地域(鳥居松町割り地区)の要望は、老朽化した公民館の建て替えを考えなければならない機会に公民館と一筆になっている郷土館の再活用も考えてもらいたいというものです。具体的提案も行政側に伝わっているようです。行政は、将来を見据えた新しいコミュニティーセンターにつくり替えて欲しいという地域の要望に、丁寧に
対処して行って欲しいと思います。
今一度この地域の歴史と文化を再認識し、何を残し、伝えて行くか、そしてどのような方策が地域が再生し、活性化してゆく路かを考える糧になればと思います。
「発表内容」①この地域の歴史―飯田家離れ座敷に纏わる歴史―②街道を行き交った「文人墨客」-横井也有を中心にー
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下街道は、近世、近代まで、名古屋城下伝馬町を起点として中津川追分から中山道に合流する脇街道として発展しました。地域の物流経済のみならず庶民の街道としての性格を担なっていたことから、多くの文人墨客も往来し、公儀の街道(上街道)には見られない文化・歴史を紡いできました。時代の進展とともに歴史的建築物や伝統文化が、風化、崩壊して行く今日、鳥居松地域の歴史的シンボルである「郷土館」の取り壊しが新聞紙上に発表されました。この決定が長い歴史のスパンで見た時に正解であるか否かは、歴史に裁かれる問題のように思われる。
地域(鳥居松町割り地区)の要望は、老朽化した公民館の建て替えを考えなければならない機会に公民館と一筆になっている郷土館の再活用も考えてもらいたいというものです。具体的提案も行政側に伝わっているようです。行政は、将来を見据えた新しいコミュニティーセンターにつくり替えて欲しいという地域の要望に、丁寧に
対処して行って欲しいと思います。
今一度この地域の歴史と文化を再認識し、何を残し、伝えて行くか、そしてどのような方策が地域が再生し、活性化してゆく路かを考える糧になればと思います。
「発表内容」①この地域の歴史―飯田家離れ座敷に纏わる歴史―②街道を行き交った「文人墨客」-横井也有を中心にー
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