かすがい市民活動情報サイト「ふるさと春日井学」研究フォーラムお知らせ第89回「ふるさと春日井学」研究フォーラム テーマ: 『どうする・・・・「史跡・上条城」-その歴史的意義-』 講師:河地 清 氏

第89回「ふるさと春日井学」研究フォーラム テーマ: 『どうする・・・・「史跡・上条城」-その歴史的意義-』 講師:河地 清 氏

公開日:2024年05月18日 最終更新日:2024年12月07日

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2023.8 上条城は、春日井市上条町に存在しました、建保6 年(1 218 年)小坂孫九郎光善が佐渡より当地に来て城を築いたとされています。平城と言われてきていますが、典型的な中世豪族屋敷としての遺構を留めていました。現在は駐車場として宅地開発化が進み、「人呼びの丘」と言われる櫓台と土塁が僅かに往時を忍ぶ風景を残しています。 本日の講師河地 清氏は、「林 金兵衛」研究を永年続けてこられた方です。林 金兵衛は上条城で生まれた人、林家の2 8 世当主でした。明治維新のとき全国的に地租改正反対運動が起きました。金兵衛が治める和爾良村を中心に東春日井郡全域に反対運動は広がりを見せました。各地で流血、逮捕、裁判、死刑判決が巻き起こる中にあって、金兵衛は、東京の地租改正局へ何度も歎願を繰り返しました。上条城は、そうした歴史的な出来事の舞台になったことでよく知られています。今回は、上条城と、林家が、小牧長久手の戦い(1 584 年)の時に果たした役割を中心にその歴史を見ることにしました。

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