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法人立ち上げと石尾台おでかけサービス事業

公開日:2023年12月07日 最終更新日:2023年12月07日

 石尾台地区は、65歳以上高齢者人口が45%を超えています。坂道が多く、移動に困難や不安を抱えている住民が多く住んでいます。石尾台地区社協は、平成29(2017)年から「住民が高齢者を支援するという」精神で「送迎サービス」(自家用車で)を実現していました。しかしドライバーの責任問題、ドライバーの確保の問題が出てきました。令和1(2019)年春日井市と名古屋大学から、自動運転を目指したゆっくりカートによる新しい移動サービスを石尾台地区で実施する計画が提示され、石尾台地区社会福祉協議会、石筍会(石尾台老人クラブ)、民生委員、石尾台町内会自治会協議会(石尾台地区の石尾台自治会、石尾台北町内会、石尾台中央自治会、石尾台東町内会、石尾台町内会、石尾苑管理組合、タウン石尾台第一住宅自治会、タウン石尾台第二住宅自治会、タウン石尾台自治会、石尾台南町内会、石尾台県公社団地自治会の約1600世帯で構成)、石尾台4丁目自治会(約150世帯)、道樹会(4丁目老人クラブ)も参加して協議が始まりました。高齢者の生活環境の向上と地域の活性化に役立てるため、行政と協力しつつ、地域を主体とした持続的な移動サービスを提供する必要を考え、特定非営利活動法人石尾台おでかけサービス協議会を令和4(2022)年8月に立ち上げました。10月には、ゆっくりカート(ゴルフカート)による本格運行を開始しました。これは、自家用有償旅客運送の登録を受けて行う有償の送迎サービスで、令和5(2023)年2月からは、一部自動運転を始めています。利用者は、買い物、病院への通院、催し物への参加に一日あたり5人の方が利用されています。利用者は、前日の16時までに予約専用電話(090-1088‐1400)に電話し予約することが必要です。法人は、地域内にある石尾台老人憩いの家(石尾台6ー5ー15)を中心に活動しています。利用者からの運送の対価(運賃会員100円・非会員300円、年会費)や事業者からの協賛金により運営しています。ドライバーや運行管理者、オペレーターは、地域の有償ボランティアが担っています。

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