2023/03/15 名古屋市天白区天道・塩釜と坂道を訪ねる。
公開日:2023年03月21日 最終更新日:2023年03月22日
《3月の活動紹介》2023/03/15 名古屋市天白区天道・塩釜と坂道を訪ねる。
JR大曽根駅に集合して地下鉄で八事駅に向い、駅から天白ガイドボランティアさんに五社宮、天道山高照寺、善光寺、大聖寺跡、佛地寺、八事神社、塩竈神社、御幸山、聖徳寺、ノーベル賞記念室へ案内して頂きました。
✿八事八つの坂の街
この八事は丘陵地で江戸時代から風光明媚な地としられ、音聞山はあゆち潟の海鳴りの音が聞こえたところと云う。
「山手坂(山手通)」「石屋坂(R153)」「塩釜坂(駿河街道)」「音聞坂」「天道坂」「雲雀坂」「参道坂(飯田街道)」「大学坂」がある。
案内碑
歩道に有る「板標」八つの蝶々模様
✿五社宮
五社宮とは日、月、星、神明、天王の五社を祀る。
創建不詳です。
祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)月夜見尊(つきよみのみこと)五百箇磐石尊(いおついわむらのみこと)豊受大神(とようけのおおかみ)須佐之男命(すさのおのみこと)です。
寛保元年(1741)丹羽郡稲木荘寄木村の天道宮を八事山に遷座。神仏混淆して寺院となった天道宮を八事山へ遷座に際して旧来の神祗として祀った社が五社宮である。明治維新の神仏分離令により天道山高照寺と分離した。
石標
拝殿
本殿
戦争の跡が残る石碑
✿天道山高照寺(こうしょうじ)臨済宗
延喜式神名帳に記載のある丹羽郡稲木荘寄木村の稲木神社(稲置天神)で、享保9年(1724)天道山高照寺と改名した。
本尊は天道大日如来も祀っている。
往時の寺域は広大で、五社宮はもちろん、八事の八勝館あたりまで境内であったといわれている。
参道
山門
拝殿(奥に本殿)
◎尾張名所図会
5卷24頁 天道山高照寺
5卷26頁 東山の春興(高照寺と言う説が多い)
5卷27頁 音聞山
✿善光寺(ぜんこうじ)天台宗
明治43年(1910)篤志家が開山と伝える。
本尊は阿弥陀如来像
本殿
屋根(立ち葵紋と四ツ目紋)
✿大聖寺跡
大聖寺跡
✿佛地院(ぶつちいん) 曹洞宗 音聞山
明徳4年(1393)に開創された真言宗の寺院であり、寛永元年(1624)二世物道和尚が復興改宗され、陶金山佛地院とした。十一世鶴峰和尚の代の大正7年現在地に移転し、音聞山佛地院と称するようになった。ご本尊は如意輪観音を祀っている。
大相撲名古屋場所の時は以前、二所ノ関部屋が宿舎としている寺院でした。
山門
本堂
旧山号名(陶金山)
ふれ愛観音堂
土俵
✿八事神社
祭神は応神天皇を始め四柱を祀る。
「音聞山勝地」の石標と「力石」がある。
鳥居と石標
本殿
石標(かつては風光明媚な場所だったのだろう。)
力石
✿塩竈神社(しおがまじんじゃ)
祭神は塩土老翁命(しおづちのおじのみこと)であり、古事記や日本書紀に記された神話などに見られる。
弘化年間(1844~1847)の頃、天白村の山田善兵衛(豪農)が陸奥国の塩竈神社(国幣中社)から分霊を賜り、奉祀したことに始まる。安産と子どもの守護神として家族ぐるみの参拝が多い。
鳥居と石標
山門
拝殿
拝殿前で記念撮影
✿御幸山公園 (御統監碑・御野立所碑)
公園内に二つの石碑が有り、明治23年(1890)4月2日明治天皇が陸軍大演習で行われたとき、ここで諸軍を統監、さらに大正2年(1913)11月13日大正天皇が陸軍特別大演習でこの地を御野立所として再び統監された。これを記念して建てられた碑である。
御統監碑
御野立所碑(後方は御幸山中学校で昭和30年頃までは和田牧場であった。)
上手な絵ですネー
✿聖徳寺
寛喜年間(1229~32)に美濃太浦郷に建立された。その後永正年間(1504~32)に中島富田へ天文22年(1553)4月斎藤道三と信長が会見した寺院です。その後清州、名古屋東寺町、七間町と移り平成5年(1993)現在地へ移った。
入口と石標
✿赤崎・天野・吉野ノーベル賞記念展示室
入口の時計
ノーベル賞受賞時のチョコレートメダルと箱
青色のセルケース
✿JR大曽根駅前広場
名古屋市東区制100周年記念「カワヅザクラ」
広場
満開のカワヅザクラ
以上