かすがい市民活動情報サイト活動紹介学術・文化・芸術・スポーツ2024/3/6 京都市の清水寺・東寺を訪ねる旅 《3月活動紹介》

2024/3/6 京都市の清水寺・東寺を訪ねる旅 《3月活動紹介》

公開日:2024年04月22日 最終更新日:2024年04月23日

2024/3/6 京都市の清水寺・東寺を訪ねる旅 《3月活動紹介》
参加者は青春18きっぷを利用し中央線の各駅から乗車し、金山駅の乗換え通路で集合して、東海道線に乗り大垣駅まで行き、大垣駅から米原行の電車で米原駅まで行った。
 次に琵琶湖線の特別快速に乗り、10時43分に京都駅に着いた。
 バス停に行くと外国人を含む多く人々が並んでいたが、11時15分清水寺方面に行く バスに乗ることができた。
○11時50分東山五条で降りて清水寺の見学開始。
 バス停脇に清水寺近道・茶碗坂と刻まれた石柱があったので、その坂道を登り音羽山 清水寺に行った。
 仁王門前にヤベケンジ作の大きなプラスチック製の猫が参拝者を歓迎してくれる。
 境内では「アーチストフェアー・キョウト2024」が行われており、各所に前衛的 なオブジェが置かれている。
 拝観券を購入し中に入った。清水寺は何度か訪れているが、清々しい気分になる。
 仁王門を通り、馬を繋ぎ留める重要文化財の馬駐を見て進み、西門を通り鐘楼・三重 塔・随求堂・経堂を見て境内を奥に進むと本堂がある。
 本堂は懸造りと呼ばれる日本古来の建築工法で、張り出した木造の床は舞台と呼ばれ ており、思い切って大きな決断をすることの例えとして清水の舞台から飛び降りる気持ちで行うと言われる。
 さらに奥に進み、阿弥陀堂を見て進むと清水寺の名称の起源となる音羽の滝がある。 音羽の滝からは三筋の     清水が流れており、振り向くと京都市内が一望できる。
 さらに進み三重塔、千体石仏群を見て、お腹が空いてきたのでスイーツを売っている 茶店があり、メニューを見ると麺類があったので、ここで昼食を食べることにした。
 店内は比較的空いていて一つのテーブルで全員食べることができた。
 麺の上に天ぷらが乗っており、体も温まり美味しく食べることができた。
 昼食を済ませて清水寺を後にし、東山五条に出てバスに乗り東寺に向かった。
○13時50分東寺南門の前で降り、南大門を潜り東寺を拝観した。
 東寺は真言宗総本山で教王護国寺が正式名称であるが、建設当時は西方に西寺の官寺 があり、東寺と西寺で一対になっており通称で東寺と呼ばれるようになった。
 南大門を潜ると中門址碑があり、右側に夜叉神堂がある。
 さらに右奥に、国宝五重塔が建っている。
 五重塔は天長3年(826)弘法大師の着手に始まるが、落雷等により焼失し、現在の建 物は、正保元年(1644)徳川家光の寄進より再建されたものである。
 1月6日から3月18日まで冬の特別公開が行われているので、塔内を見学した。
大きな礎石のうえ心柱に乗っているのを見ることができ、塔内を一周して多くの仏 像を見学することができた。
 参道を奥に進むと国宝金堂が建っており、堂内を見学した。本尊の薬師如来坐像に は大きな後背があり、台座で十二神将がお守りしている。脇侍として日光菩薩・月光菩薩が置かれている。
 金堂の奥に講堂がある。講堂は、天長2年(825)弘法大師によって着工され、承和年 (835)に完成したが、文明18年(1486) 土一揆により焼失し、現在の建物は延徳3年 (1491)に再建されたものである。
 講堂の奥に食堂があり、ここで御朱印を頂いた。
 左奥に国宝大師堂(御影堂)が建っている。この建物は弘法大師の住坊で、本尊は秘仏 の国宝不動明王像は弘法大師作で稔侍仏と伝わる。
その奥に、万病むぐい像が建っている。像の下方に中国の想像上の動物の贔屓(ひい き)がいる。
 竜の子とされ重いものを背負うことを好み、その甲羅に建つ石塔は永遠不滅とされ おり、万病の平癒の御利益とあると信仰を集めている。
 横に尊勝陀羅尼の碑が建っている。北野天満宮の宗像社に建てられていたが、慶応4年(1868)の神仏分離令によって、この地に移された。
 最後に東寺の塔頭の観智院を見学した。観智院は東寺一山の勧学院(大寺院の設けた 教学研修のための機関)で、所蔵する密教聖教の量と質では国内最高とされる。
 国宝客殿は慶長10年(1605)に再建されたもので、入母屋造り、軒唐破風を付けた 桃山時代書院造りの典型とされる。
 床の間には、宮本武蔵が描いた鷹の図が飾られている。庭は、長者の庭と呼ばれ、 平成29年、真言宗立教1200年事業として作庭されたものである。
 枯山水様式の庭で、白川砂利の広がりの中に壱岐島の赤松、杉苔、吉野石、守山 石等を巧みに配し、真言密教の無限の宇宙観と涅槃寂静の境地を表しいているとされている。
 書院の床の間と襖の全面に、浜田泰介の手による画伯の四季が描かれている。
 茶室(楓泉観)は、室町時代を中心とした足利家や上流武士が好んでいた書院風で、
 露地には石灯篭や真新しい青竹の噂(つくばい)等が配置されている。
 堂内には、五大虚空蔵菩薩像や愛染明王像等も祀られている。
 見所の多かった東寺を後にして、東海道新幹線高架下に沿って京都駅まで歩き、 帰りも青春18きっぷを利用して、特別快速等を乗り継ぎ大曽根駅で降りた。
 午後7時近かったので、名鉄瀬戸線の高架下の飲食店で夕食を取り、解散した。
  実施日 令和6年3月6日(水)
  参加者 高井、稲垣、分部、森島、荻野(記録)


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